「<マァヨ>いやん、イロンゴ語! ―滑らかに流れるイロンゴと、はじける音のタガログ語―」

“Maayon aga” <マァヨン アガー> 「おはよう」

イロンゴ語で「おはよう」は、<マアヨン アガー>。<マアヨ>(*アを強く読む)は、「良い・素晴らしい」という意味。<マアヨン>(*ヨを強く読む)は、次に名詞が来るために<マアヨ>の語尾に<ン>がついた形。

イロンゴ語の発音は、母音は(ア、イ、ウ)のみ、子音はMとかNとかYのように鼻にかかる音が多く、やわらかい感じがします。同じ意味のタガログ語は、”Magandang umaga po”<マガンダンッ オマッガ ポ>(*最初のガと次のマ、ポを強く読む)、(文末の<ポ>は、目上の人に話しかけているときにつける「です」のような単語)。跳ねる音<ッ>や、PやKといったはじける音、GやDやBといった濁った音が多く、弾んでいるように聞こえます。イロンゴ語に慣れてしまった私は、硬い感じがするタガログ語と、やわらかい感じのするイロンゴの区別がつくようになりました。その違いを日本語に例えると、共通語と京都弁のような感じです。サトウキビ畑の上を流れる風のように、イロンゴ語がなめらかに話せるようになると<マアヨー>おますなぁ。

関連表現
“Maayon og-to” <マアヨン オgト> 「こんにちわ(お昼ごはん時)」
“Maayon hapun” <マアヨン ハープン> 「こんにちわ(午後)」
“Maayon gab-i” <マアヨン ガッビー> 「こんばんわ(日が沈んだ後)」
“Maayo maayo” <マアヨ マアヨ> 「いいね、いいね」
“Maayo gid” <マアヨ ギッd> 「ほんとによかったね」
“Maayo man” <マアヨ マン> 「おかげさまで」(元気?と聞かれた時の答え)

など、マアヨーけありますわ。

*< >内は発音を日本語で表したもの、” ” 内は現地語のアルファベット表記、「 」内は日本語の意味。
*発音の中の、d,t,n,k,gなどは、ド、ト、ン、ク、グの口の形を作って、母音(ア、イ、ウ、エ、オ)を発音しないという意味。