いま、現地で起こっていること
1970年代から、エビや魚の養殖池への転用や薪炭材のためにマングローブ林が伐採され、4分の3が失われました。これにより、海洋生物の住処が無くなり、漁獲高が減少。漁業を生計にしている住民の収入も低下しています。また、台風や高波が発生した際、海岸沿いに住む住民の家を守るものがなくなり、彼らの生活が危険にさらされています。

現在の活動
私たちは活動地の調査と地域での合意形成を行い、住民を巻き込んでマングローブや果樹の植林活動を行っています。植林のノウハウを活動地の住民団体に伝授し、事業終了後も持続可能な活動を目指しています。現地住民の生計向上にも寄与しており、植林する苗は住民から購入しています。また、環境教育を実施し、住民や現地の学生に対しても教育を行っています。漂流してきたゴミが苗に絡みつくのを防ぐため、植林地の清掃活動も行っています。エコツーリズムの促進として、マングローブ林の中に竹橋を建設し散策できるようにしています。

わたしたちの目指す未来
私たちは2030年までにマングローブを300万本植林することを目指しています。この取り組みにより、生態系が豊かになり、漁業関係者の生計が向上します。マングローブは自然の防波堤として機能し、台風や高波から住民の命を守ります。また、他の樹木に比べて二酸化炭素を多く吸収するため、地球温暖化の緩和にも寄与します。さらに、放棄されている養殖池を植林地として有効活用することで、環境にとってもプラスの効果があります。

